会社が成長し、取引量が増えてくると、従業員を増やしたり車や事務所等の設備も増えていきます。そうすると、売上集計や債権管理の問題、在庫管理や固定資産管理の問題、そして労務管理や決算の問題等いろいろな問題が顕在化し、今までの中小企業の時のやり方では対応しきれなくなってしまいます。
したがって、今までの属人的な管理からシステム化された管理方法へ移行させていかなければならないのですが、取引量の増大化、複雑化による業務処理の問題と、物理的、法律的、心理的な管理の問題と、決算作業の専門的、テクニック的な問題はそれぞれ独自の方向を向いており、これらを同じ方向へ向かせること、融合させることが必要となってきます。
特に決算においては、公開会社の場合は決算書の公表日までの時間が限られており、正確かつ迅速に決算業務が行われなれば決算発表に間に合わなかったり、間に合っても間違った決算書を公表してしまったといった状況になってしまいます。